佐々野寄の日記

数学、ソフトウェアまたはそのほか

「電磁気学の考え方」

「物理学の考え方」シリーズの第2巻、電磁気学の考え方です。

 

電磁気学の考え方 (物理の考え方 2)

電磁気学の考え方 (物理の考え方 2)

  • 作者:砂川 重信
  • 発売日: 1993/04/08
  • メディア: 単行本
 

 

得ることができるもの

電磁気学の最も中心にいるMaxwellの方程式の導出

です。そして、ローレンツ・ゲージの電磁ポテンシャルのかきかえ、

電磁波の導出、がとてもよく分かります。

電磁気学をまじめに勉強したことがないので、これで

電磁気学のどのくらいの知識量をカバーするのか分かりませんが

入門としては大満足でした。

 

予備知識

多分、いりません。高校数学程度で十分です。

あと少しだけベクトル解析ですが、本の中で計算書いてあるので

非常に入っていきやすい書き方となっています。

 

著者独特のもの

いたるところに著者独特の考え方がちりばめられています。

「そんなところ全く疑問に思わないんだけど」とか

「そういうことか!」と思ったり、

読者を飽きさせません。