佐々野寄の日記

数学、ソフトウェアまたはそのほか

12個のたまごと天秤の問題(2) 記号の導入

前回、12個のたまとと天秤の問題を導入し、

一応の解答を書いてみました。

 

これから一般化と行きたいところですが、

わざと足踏みしてみましょう。

 

前回の解答、読みづらかったですね。

筆者も書くのが面倒でした。解答自体はすぐに出ても

書く、となると非常につらかったです。

 

なぜか?

 

 

 

言葉の問題だと思います。

用語の問題と言ってもよいです。

異常の可能性のあるたまご、重い可能性のあるたまご、

こんな長い用語を使うから読みづらい、書きづらい、

もっと言うと

変な用語は思考を邪魔します。

なので、思考を邪魔しないように数学ではいろいろな記号が出てくると考えられます。

そこにある事象そのもの、本質だけに思考を集中したいから、

だから、いろいろな記号を導入する、そう考えましょう。

 

記号の導入

さぁ、前置き長くなりましたが、記号を導入しましょう。

実はここで紹介するのとは少し違う記号で説明していました。

が、よーく考えなおして、総書き換えをやりました。

ここからが、筆者が考える最高の記号群です。(自画自賛)

 

0  : 正常の可能性がある

+ : 重い可能性がある

-  :  軽い可能性がある

 

 

とします。これらで、可能性のあるものを全部、かっこで囲んでかくという

記法を採用することにします。

 

たとえば、てんびんにのせる前は、正常の可能性、重い可能性、軽い可能性、

 すべての可能性があります。このたまごの状態を

(0+-)

と表すことにしましょう。

 

てんびんに4個ずつ載せて左にかたむいたとします。

左に載ってたやつは、正常の可能性と重い可能性があります。

これは

(0+)

です。

右に載ってたやつは

(0-)

です。

そして、忘れがちですが、載せなかったのは、

正常であることが分かったので、

(0)

と書くことにします。

(0)とかいたとき、重い可能性はなく、軽い可能性もないことも

表すことに注意しましょう。

書かなかったらその可能性なし

です。

 

次回は、

この記号になれるために、1回目で文章だけでがりがり

書いた問題と解答を書きなおしてみましょう。